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カメムシの特徴まとめ|臭いだけじゃない見た目・習性・生態を解説

カメムシの特徴まとめ|臭いだけじゃない見た目・習性・生態を解説

カメムシの特徴をひとことで言うなら、独特のにおいだけでなく、見た目・体のつくり・行動・食性まで個性がはっきりしている虫です。

平たい五角形の体、ストロー状の口、種類によって違う色、羽があって飛べること、そして秋に家の中へ入りやすい行動など、知れば知るほど「ただ臭い虫」というイメージだけでは語れない面が見えてきます。

・カメムシって結局どんな虫?
・見た目の特徴は?
・植物の汁を吸うって本当?
・光に集まりやすいの?
・なぜ秋に家で見かけやすいの?

などと、あなたも疑問を感じたことはないでしょうか。この記事では、カメムシの特徴を【見た目&体のつくり編】【生態・行動・食性編】に分けて、初心者にもわかりやすく整理しています。

独特のにおいを出す理由・つぶすと臭いが強くなりがちな性質・農業害虫として知られる背景・不完全変態で成長すること・集団で見つかることがある理由まで、バラバラに見える情報をひとつながりで理解できる内容にしました。

カメムシの特徴を正しく知ると、見た目の印象だけでなく、行動や生態にも納得しやすくなります。

「なんとなく苦手だから知りたい」という方にも、「昆虫としての面白さを知りたい」という方にも読みやすいよう、専門用語はできるだけかみくだいてまとめています。

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カメムシの特徴を広く知りたいあなたは、まず全体像をつかむつもりで読み進めてみてくださいね。

この記事のポイント

  • 特徴を見た目・体のつくり・生態・行動・食性までまとめて把握
  • におい・平たい体・ストロー状の口・羽・色の違いなど代表的な特徴
  • 光に集まりやすい傾向や、秋に家の中に入りやすい理由も自然に理解
  • 農業害虫としての一面や、不完全変態で成長する虫としての面白さ

カメムシの特徴【見た目&体のつくり編】

カメムシの特徴【見た目&体のつくり編】
  • 1.独特のにおいを出す
  • 2.平たい五角形の体
  • 3.口がストロー状である
  • 4.種類によって色が違う
  • 5.羽があって飛べる
  • 6.つぶすと臭いが強くなりがち

1.独特のにおいを出す

カメムシは独特のにおいを出す

カメムシの特徴として、まず多くの人が思い浮かべるのが独特のにおいです。あのにおいは体のどこからでも出ているわけではなく、胸のあたりにある臭腺という器官から分泌される成分によるものです。

外敵に襲われたときや強い刺激を受けたときに出しやすく、身を守るための防御として役立っています。つまりただ「臭い虫」なのではなく、自分を守るための武器を持っているわけですね。

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私も庭木を観察しているとき、枝先でじっとしていたカメムシをそっと撮影したことがあります。刺激しなければ意外なほど静かで、においもほとんど気になりませんでした。

またにおいの強さは種類や状況によって差があり、いつでも同じように強烈というわけではない点も、カメムシの特徴として知っておくと見方が少し変わります。

>>カメムシの匂いがするあの野菜は石鹸の味がする?

2.平たい五角形の体

カメムシは平たい五角形の体をしている

カメムシは上から見ると、平たくて五角形っぽい体つきをしている種類が多いです。このシルエットはとても印象的で、昆虫に詳しくない人でも「これはカメムシかも」と気づきやすいポイントです。

丸みの強い種類や細長い仲間もいますが、全体としては楯のような輪郭を持つものが多く、これがカメムシらしさにつながっています。名前の由来(亀に似た虫)を意識しなくても、見た目だけで独特の存在感があります。

また平たい体は葉の裏や枝・壁面などにぴたりと沿いやすく、身を隠すうえでも都合がよい形。厚みが控えめなので、すき間や物陰に入り込みやすいのも特徴といえるでしょう

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ベランダの手すりや窓まわりで見つかると、思った以上に背景に溶け込んでいて、近づいて初めて気づくこともあります。形そのものが、暮らし方と結びついている虫だと感じます。

3.口がストロー状である

カメムシは口がストロー状である

カメムシの口はかじるためのアゴではなく、細長いストローのような口吻(こうふん)になっています。これはカメムシ目の大きな特徴で、植物の汁を吸ったり、種類によっては小さな虫の体液を吸ったりするときに使われます。

見た目は控えめですが、実はかなり機能的なつくりで、食べ方そのものにカメムシらしさが表れています。花や実・茎・葉などに口を差し込む姿は、他の昆虫とはかなり印象が違います。

この口の構造を知ると、なぜ農作物に被害を出す種類がいるのかも理解しやすくなります。葉をむしゃむしゃ食べるのではなく、汁を吸うことで変色や変形の原因になることがあるのです。

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見た目だけでなく食性や生活のしかたまで読み解けるのが、このストロー状の口の面白いところ。カメムシを観察するときは、体形だけでなく口元にも注目すると新たな発見がありますよ。

4.種類によって色が違う

カメムシは種類によって色が全く違う
オオキンカメムシ

カメムシは茶色や緑色のイメージが強いですが、実際にはかなり色のバリエーションが豊富です。身近な種類では緑色のもの、褐色のものが目立つ一方で、金属光沢を帯びた美しい種や、赤・黒・黄が目立つ派手な種もいます。

つまり「カメムシ=地味な色の虫」とは言い切れません。種類ごとの体色の違いはとても大きく、昆虫好きの間では見た目の魅力から注目されることも多いです。

色が違う理由には、周囲の葉や樹皮に溶け込みやすくする保護色のような役割が考えられる場合もありますし、季節によってやや印象が変わる種類もいます。

私が公園の低木で見かけた個体は、最初は葉にまぎれてほとんど見えませんでしたが、角度を変えると鮮やかな緑がふっと浮かび上がって見えました。カメムシの特徴は形だけではなく、色彩の多様さにもあると実感します

カラー特徴の傾向
緑色のカメムシ葉の上で目立ちにくい
茶色いカメムシ樹皮や壁面になじみやすい
光沢のある種類一般的なイメージより華やか

5.羽があって飛べる

カメムシには羽があって飛べる

カメムシの多くは羽を持っていて、飛ぶことができます。普段は葉や壁にじっと止まっている印象が強いので意外に思われがちですが、移動能力は決して低くありません。

窓辺やベランダ・洗濯物の近くで急に飛び立つ場面があるのは、この飛翔力があるから。歩いて移動するだけの虫ではなく、必要に応じて空中も使えるところがカメムシの特徴です。

ただし飛び方はチョウのように軽やかというより、やや直線的で不器用に感じられることもあり。そのため室内に入り込んだ個体が、照明の近くをぶつかるように飛ぶ場面も見られます。

羽があることで行動範囲が広がり、食べ物や越冬場所を探しやすくなる一方、人の暮らしの近くにも現れやすくなります。見た目の静かさに反して、実は移動力のある虫だと知っておくと理解しやすいでしょう。

>>カメムシの飛ぶタイミングとは?殺虫剤をかけたら飛ぶのか

6.つぶすと臭いが強くなりがち

カメムシはつぶすと臭いが強くなりがち

カメムシは何らかの理由で押しつぶされたりすると、においが一気に強くなりがち。これは体内のにおい成分が出やすくなるためで、静かに止まっているときよりも、強い刺激を受けた場面のほうが臭気成分を発生させやすいのです。

「カメムシはとにかく強烈に臭う」というイメージが定着していますが、実際には刺激の有無や強弱で感じ方がかなり変わります。特徴を正しく捉えるならば、この差は大切です。

つまり臭いという特徴そのものは事実でも、常に最大レベルで発揮されているわけではありません。観察していると、そっとしておけば落ち着いている個体も多く、必要以上に刺激しないほうがカメムシにとっても人にとっても害がないのです。

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ここは対策というよりも、特徴を理解するうえでの重要ポイント。においの強さはカメムシの体質だけでなく、接し方によっても変わりやすいことを覚えておきましょう。

カメムシの特徴【生態・行動・食性編】

カメムシの特徴【生態・行動・食性編】
  • 7.植物の汁を吸う
  • 8.肉食性の種もいる
  • 9.光に集まりやすい
  • 10.秋に家の中に入りやすい
  • 11.動きはそれほど速くない
  • 12.農業害虫として知られる
  • 13.不完全変態で成長する
  • 14.集団で見つかることがある

7.植物の汁を吸う

カメムシは植物の汁を吸う

カメムシの特徴として外せないのが、植物の汁を吸うタイプが多いことです。前半部分でも触れた通り、口はストロー状の口吻になっていて、葉や茎・つぼみ・果実などに差し込んで汁を吸います。

葉をかじって食べるイモムシや甲虫とは食べ方が違い、見た目の被害も穴あきというより、変色や変形・実の品質低下として現れやすいです。つまり静かに吸汁する食性こそが、カメムシらしい特徴だと言えます。

ただし植物の汁を吸うと聞くと、すべてのカメムシが同じ植物を好むように思われがちですが、実際には種類によって好む植物が異なります。野菜や果樹を好むものもいれば、雑草や樹木で暮らすものもいます。

庭や公園・畑の近くで見つかりやすいのは、こうした植物とのつながりが深いから。カメムシを見かけた場所を思い出すと、近くに草木があったというケースはかなり多いのではないでしょうか。

8.肉食性の種もいる

カメムシには肉食性の種もいる
ヨコヅナサシガメ(出典:安曇野市公式ホームページ)

カメムシというと植物の汁を吸う虫という印象が強いですが、実は肉食性の種もいます。つまり、カメムシの仲間すべてが植物食とは限りません。

中には小さな幼虫やほかの昆虫をとらえて体液を吸う種類もいて、農業の場面では益虫として見られることもあり。この点はカメムシの特徴を語るうえで、意外性のあるポイントです。見た目は似ていても、食性まで同じとは限らないのです。

ただし身近な場所でよく話題になるカメムシの多くは植物に関わる種類なので、一般には「植物の汁を吸う虫」という理解が広がっています。そのため、肉食性の種がいることはあまり知られていません。

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昆虫好きの視点で見ると、同じカメムシの仲間の中に植物食・捕食性の両方がいるのはとても面白いです。ひとまとめにせず種類ごとの暮らし方を見ると、カメムシの世界はぐっと奥行きが増します。

9.光に集まりやすい

カメムシは光に集まりやすい

カメムシには、光に集まりやすい種類が多く見られます。特に夜間、照明のある場所や明るい窓辺で見つかることがあり、「なぜか灯りの近くにいる虫」という印象を持つ人も少なくありません。

外灯や玄関灯・室内の明かりに引き寄せられることで、窓や網戸・壁面にとまっている姿が目につきやすくなるのです。飛べる虫なので、夜に光源を目がけて近づき、そのまま家のまわりやベランダ付近に現れることもあります。

ちなみに生物が光に反応して移動する行動を、「走光性(そうこうせい)」といいます。さらにカメムシのように光に近付く場合は「正の走光性」、逆に遠ざかる場合は「負の走光性」と呼ばれます。

私も秋の夜にベランダの灯りの近くで、壁にぽつんと止まっている個体を見つけたことがあります。大騒ぎするほどではないのに妙に印象に残りやすいのは、光に寄る性質と飛翔力の両方を持っているからでしょう。

10.秋に家の中に入りやすい

カメムシは秋に家の中に入りやすい

カメムシは秋になると家の中に入りやすい、とよく言われます。これは寒さが近づく時期に、越冬できる場所を探して建物のすき間や窓まわり・外壁のくぼみなどに集まりやすくなるためです。

特に気温が下がり始めるころは、日当たりのよい壁面やベランダ付近で見つかることが増えます。つまり秋の侵入傾向は偶然ではなく、冬を越すための行動と関係しているのです。

もちろん秋なら必ず大量に入るというわけではなく、地域差や種類差・建物まわりの環境によって差があります。それでも「夏より秋のほうが家で見かけやすい」と感じる人が多いのは自然なことでしょう。

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家そのものが餌場というより、寒さや風雨をしのげる場所として利用されやすい、と考えるとわかりやすいです。ここにもカメムシの行動が、季節と深く結びついている特徴が表れていますね。

>>カメムシは網戸を閉めてても部屋に入ってこれるって本当?

11.動きはそれほど速くない

カメムシの動きはそれほど速くない

カメムシは飛ぶ力はありますが、歩く動きそのものはそれほど速くないことが多いです。壁や葉の上をすばやく走り回るというより、ゆっくり移動したり、その場でじっとしていたりする印象のほうが強いでしょう。

この落ち着いた動き方も、カメムシの特徴のひとつ。見つけたときに存在感があるのは、決して派手に動くからではなく、独特の体形のまま静かにそこにいるからかもしれません。

ただし刺激を受けると急に飛び立つことがあるため、「のろい虫」という言葉だけでは片づけられません。歩行は控えめでも移動手段として飛行を使えるので、静かさと機動力をあわせ持つ虫とも言えます

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じっと止まっている時間が長いぶん、観察しやすいのは昆虫好きにはうれしいところ。細部の形や色・脚のつき方まで見やすく、カメムシの特徴を知る入り口としても向いています。

12.農業害虫として知られる

カメムシは農業害虫として知られる

カメムシは農業害虫として知られることがあります。とくに果樹や野菜・豆類・イネ科作物などでは、汁を吸うことで実や葉に傷みが出る種類が問題になります。

かじって穴を開ける害虫とは違い、吸汁によって変色・へこみ・変形・品質低下を招くことがあるため、見た目では原因がわかりにくい場合もあり。だからこそ農業の現場では、カメムシが重要な害虫として意識されやすいのです。

一方ですべてのカメムシが、同じ程度に農作物へ被害を出すわけではありません。ここでも種類の違いが大きく、農業上問題になりやすいものと、そうではないものがいることは覚えておきましょう。

観点カメムシの特徴
食べ方植物の汁を吸う種類が多い
被害の出方穴あきより、変色・変形・品質低下が目立ちやすい
種類差農業害虫として問題になりやすい種と、そうでない種がいる
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ちなみに水稲・大豆・ナシ・桃・カキなどは、カメムシ被害が大きい農作物や果樹としてよく知られています。

13.不完全変態で成長する

カメムシは不完全変態で成長する

カメムシは不完全変態で成長する虫です。これは卵からかえったあとに幼虫のような段階を経て、さなぎにならずに成虫へ近づいていく成長のしかたを指します。

チョウやカブトムシのように、幼虫からさなぎへ大きく姿を変える完全変態とは違い、カメムシの幼虫は成虫にある程度似た姿をしています。つまり小さいころから、カメムシらしい形が見えやすいのです。

ただし幼虫には成虫のような完成した羽がなく、体つきや色合いもやや異なることがあります。成長の途中で何回か脱皮を重ねながら、少しずつ成虫の形に近づいていきます

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葉の裏で見つかる小さな個体が、間近で見ると成虫に似た輪郭を持っていることはよくあります。不完全変態という特徴を知ると、卵・幼虫・成虫を別々の虫のように感じにくくなり、観察の面白さも増しますよ。

14.集団で見つかることがある

カメムシは集団で見つかることがある

カメムシは1匹ずつ見つかるだけでなく、集団で見つかることもよくあります。とくに越冬場所を探す時期や、条件のよい場所に集まりやすい状況では、外壁・窓枠・ベランダまわり・樹木などで複数個体がまとまって見つかることがあります。

いつも群れで生活する虫というわけではありませんが、場面によっては“かたまっている”ように見えるのが特徴。1匹だけより存在感が増すので、印象にも残りやすいのです。

また植物の実りや隠れ場所・日当たりなど、同じ条件を好んで複数が集まる場合もあり。秋の暖かい壁面に何匹も並ぶように止まっている光景は、その典型と言えるでしょう。

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こうした集まり方を見ると、カメムシはただ偶然そこにいるのではなく、環境の変化にかなり敏感に反応していることがわかります。見た目の特徴だけでなく、群れ方や集まり方にもカメムシらしさが表れているんですね。

まとめ:多彩なカメムシの特徴を総括

まとめ:多彩なカメムシの特徴を総括
  • においだけが特徴ではなく、見た目・体のつくり・生態まで個性がはっきりしている
  • 独特のにおいは防御のために使われやすく、刺激を受けたときほど強く感じやすい
  • 上から見ると平たく五角形に近い体つきの種類が多く、カメムシのイメージとして定着
  • 細長いストロー状の口は、植物の汁や小さな虫の体液を吸う食性と深く結びついている
  • 体色は緑や茶色だけではなく、光沢のあるものや目立つ色合いの種類もいて意外に多彩
  • 羽を持つ種類が多いため、静かに止まっていても必要に応じて飛んで移動できる
  • カメムシの多くは植物に関わって暮らし、葉・茎・果実などから汁を吸う傾向がある
  • 一方で肉食性の種もいて、カメムシの仲間は見た目以上に食性の幅が広い
  • 光に集まりやすい傾向が見られ、夜の明かりの近くで目につくことがある
  • 秋に家の中で見かけやすくなるのは、寒さを避けて越冬場所を探す行動と関係
  • 歩く速さはそれほど目立たないが、飛翔力があるため静かさと移動力をあわせ持つ昆虫
  • 農業害虫として知られる種類は、かじるのではなく吸汁によって作物の品質低下を招く
  • 成長のしかたは不完全変態で、幼虫の段階から成虫にどこか似た姿をしているのが特徴
  • 条件のよい場所や越冬前の時期には、1匹ではなく複数でまとまって見つかることもある
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カメムシの特徴を見た目・におい・行動・食性までまとめて理解しておくと、断片的な印象だけで判断することがなくなります。

>>カメムシがいない地域ってあるの?東京・沖縄・北海道にいない説は事実なのか

  • この記事を書いた人
管理人suzuka

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丸眼鏡×害虫オタクの管理人suzukaです!幼い頃に図鑑でゴキブリのフォルムに一目惚れ。今は「害虫ときめき女子」として日々情報発信しています。一緒に害虫の魅力を探究しましょう!

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