ゴキブリという存在に対して、「汚い」「気持ち悪い」というイメージを強く持つ方は少なくないでしょう。しかしゴキブリをよく観察してみると、その顔には意外な愛嬌が見えてくることに気づくかもしれません。
本記事ではゴキブリが「かわいい」と感じる要素や、ゴキブリを愛する声を集めたネット上(知恵袋etc)の投稿を紹介します。さらにゴキブリを殺すのが可哀想だと感じる人々の意見にも焦点を当て、その視点から生き物への思いやりを考えます。
またゴキブリが怖いという本能的な恐怖心についても掘り下げ、視点を変えることで恐怖を克服する方法を提案します。
この記事のポイント
- ゴキブリの顔の可愛さや愛嬌を発見する方法
- ゴキブリを可愛いと感じる人々のリアルな声を紹介
- ゴキブリを殺すことに対する罪悪感とその背景を探る
- 本能的なゴキブリへの恐怖心を克服するための視点

ゴキブリという生き物への理解をちょっと深めてみることで、苦手なあなたの心が少し軽くなるかもしれません。
可愛いと思う方法の前に|ゴキブリの顔がかわいい&かわいそうという意見

- 顔がかわいいと感じる要素
- かわいいと感じる知恵袋の投稿を紹介
- ユニークな名前の由来
- 殺すのはかわいそうだと感じる知恵袋の声
- ゴキブリが怖いのは本能なのか?
- かわいいところを知る視点
顔がかわいいと感じる要素

ゴキブリというと「汚い」「気持ち悪い」という先入観が強く、顔をまじまじと見たことがない方も多いでしょう。しかし偏見を抜きにして観察すると、ゴキブリの顔には意外な可愛らしさが潜んでいます。
まず丸く黒い複眼や長い触角をせわしなく動かす様子は、どこか憎めないような愛嬌があります。小さな三角形の頭部はツヤがあり、見る角度によってはつぶらな瞳にも見えます。
またゴキブリは前脚で顔をぬぐう仕草を見せることがあり、その様子はまるで小動物が顔を洗っているようで微笑ましいです。人によって感じ方は様々ですが、「ゴキブリもよく見れば愛らしい表情をしている」と感じる人も実際にいるのです。

固定観念を捨てて見ることができれば、ゴキブリの顔にもチャーミングな魅力が発見できるものですよ。
かわいいと感じる知恵袋の投稿を紹介

実際、ある回答者は美しいエメラルドグリーンのニジイロゴキブリ(エメラルドジュエルローチ)を数万円で購入し飼育したところ、初めてゴキブリを可愛いと思えたと語っています。
家に出るゴキブリではなく、ペット向けの種類なら可愛く感じるという意見ですね。
俊敏にカサカサ動く害虫のイメージとは異なり、ゆったりした仕草が可愛らしいとのことです。
こちらは愛好家の熱弁ですね。「猫や犬と違いはない」とまで語り、ゴキブリが過剰に嫌われる風潮に疑問を呈しています。
このように幼いゴキブリへの好奇心を示す投稿も。ゴキブリの幼虫は成虫よりも小さく丸っこいため、ペット感覚で愛でたいと考える人もいるようです。
こちらはゴキブリ嫌いに関する投稿への回答ですね。ちょっと主観も混じっているようですが、環境次第でゴキブリを可愛く感じる人もいることを示す例でしょう。
先入観さえなければ、ゴキブリも他の生き物同様に接することができるはずだという見解ですね。
ゴキブリの仕草に注目する投稿者の声もあり。ゴキブリも動物らしい可愛さがあると述べています。
野生の大型種についての微笑ましいエピソードもご紹介。必死に隠れているつもりでお尻がはみ出ている姿に、思わずほっこりしたという声です。
こんな優しい意見もありました。害虫として忌避されがちなゴキブリですが、命の大切さを重んじて接する人もいるんです。

以上のようにネット上には、ゴキブリを「可愛い」「愛おしい」と感じる人々の声が意外に(?)たくさん見受けられます。私自身もこれらの投稿に共感する部分が多く、ゴキブリに対する見方が変わる貴重な意見だと感じました。
ユニークな名前の由来

「ゴキブリ」という名前には、ちょっとユニークな由来があります。実は昔の日本ではゴキブリのことを「御器かぶり(ごきかぶり)」と呼んでいました。
「御器」はお椀などの食器、「かぶり」は「かぶりつく(かじる)」や「かぶる(被る)」を意味します。つまり「御器かぶり」=食器にかぶりつくというわけです。
【昔の人々が、お椀の中に潜り込む姿や旺盛な食欲を観察して名付けた】とも言われ、名前から当時のユニークなエピソードが垣間見えます。

ちなみに「御器」の「御」という丁寧語が付いているのも面白い点で、害虫にもかかわらず尊称のように呼ばれていたのは皮肉ですね。
>>見た目は恐怖でも名前はかわいい?9種類のスズメバチの由来をご紹介
殺すのはかわいそうだと感じる知恵袋の声

弱ったゴキブリをゴミ箱に捨てた後も罪悪感が残り、虫とはいえ命を奪うことに悲しみを感じたそう。
ゴキブリ退治は可哀想かもしれないと悩む投稿者に対して、共感を寄せた回答(ベストアンサー)。ちなみに回答者自身、過去に大量の害虫を駆除した際にノイローゼになってしまった経験があると打ち明けています。
ゴキブリに情を感じる投稿者を「優しい人だ」と評価するコメント。ゴキブリ相手でも思いやりを持てることを称賛する意見です。
できるだけ殺生を避けて共存しようとする穏やかな対処法で、同様にゴキブリを殺したくない派の声ですね。
ゴキブリの立場に立って嘆く声も。人間に見つかっただけで容赦なく叩かれるゴキブリが不憫だ、という主張です。
人間の勝手で嫌われてしまう生き物たちに同情する視点で、虐待のニュースをきっかけにそのように感じるようになったそうです。
こちらは上の質問に対する回答でベストアンサー。見た目は怖いが心情的には気の毒、という複雑な心境を吐露しつつ、投稿者の優しさに「優しい方ですね!」とコメントしています。
たとえ相手が害虫でも、命ある存在としてなるべく殺したくないと考える人もいました。

私もゴキブリを含む生き物の命は尊いと考える一人。家でゴキブリに遭遇しても情が出ちゃって、コップで捕まえて外に逃がすことも。友達には「よく触れるね」と驚かれますが、命を奪わずに済むとホッとします。
ゴキブリが怖いのは本能なのか?

ゴキブリを見るとゾッとしてしまう・・・この「恐怖」は人間に生まれつき備わった本能なのでしょうか?結論から言えば、ゴキブリ嫌いの多くは後天的な学習によるものだと考えられています。
一方で人間には、蛇(ヘビ)や高所を怖がる本能的傾向があるとも言われます。猿だった頃から天敵であるヘビを恐れる、遺伝的な記憶が残っているという説です。(※1)
しかしゴキブリは人間に危害を加える生物ではなく、毒々しい警戒色も持ちません。そのため、ゴキブリに対する嫌悪感は主に文化的・経験的な要因に基づくと言えるでしょう。「不潔だ」「病原菌を媒介する」という知識や、周囲の嫌悪反応を見て恐怖心が植え付けられていくのです。

実際、ゴキブリそのものは人間に攻撃してくる存在ではありません。怖がるあまりパニックになるのは、過去の嫌な経験やテレビの演出などによるイメージが大きいのです。
以上のことから、ゴキブリが怖いのは生得的な本能というより後天的な心理による部分が大きいと言えるでしょう。克服も不可能ではなく、正しい知識を持ち接し方を変えれば恐怖心は和らげることができます。
※1.ヘビを見ると心が活性化して判断力アップ?

ヒトがヘビを見た時に湧きおこる、「恐怖」という負の感情。実はこの恐怖心が、認知情報処理能力を上昇させることを検証した実験があります。
正高信男 霊長類研究所教授らの研究グループは、成人108名とこども25名に、それぞれ、さまざまなヘビと花の写真を見せ、その際の写真の色の回答を求めたところ、成人もこどももヘビの色を答えるときのほうが、花の色を答えるより迅速に回答することがわかりました。
京都大学「恐怖を味わうとき人間のこころは活性化する? ヘビのイメージをみるとき判断力は亢進する」
つまり人は不安や恐れを感じている時の方が、よりスムーズかつ正確な判断が下せるということですね。ちなみにこの考えは、「進化論」でおなじみダーウィンの主張とも一致するそうです。

私はまったく蛇やゴキブリを怖がらない方なのですが・・・苦手なあなたは害虫に遭遇したタイミングで、クイズやパズルを解いてみるといいかもしれません(笑)。
かわいいところを知る視点

「それでも見た目がどうしてもダメ・・・」という方に向けて、ゴキブリの見た目以外の魅力を3つご紹介します。ゴキブリという生き物への理解を深めることで、少しでもイメージが良くなるかもしれません。
①とても平和的で臆病な生き物:
ゴキブリは意外にも温厚で、自分から人や他の生き物を攻撃することはありません。鋭い牙や強力な毒針を持たず、基本的な行動は「隠れる」か「逃げる」です。

人間が近づくとサッと物陰に隠れる臆病な性質で、私たちに危害を加えることはまず無し。「人類の敵」と言われることもありますが、それは人間側の都合であって、ゴキブリ自身は戦う意思がない平和主義者なのです。
②自然界の掃除屋として大活躍:
ゴキブリは雑食性で、植物の枯葉から動物のフン・食べ残しに至るまで何でも食べます。(※2)そのため森や野外では分解者(デトリタスフィーダー)として重要な役割を担っています。落ち葉や朽ち木、動物の死骸などを食べて分解し、養分を土に返すお掃除屋さんなのです。
ハエなど他の分解者と比べても食性が幅広く、サイズも大きめの種が多いゴキブリは、自然界のリサイクル工程においてとても頼もしい存在。人間にとっては嫌われ者でも、いないと困る生態系の縁の下の力持ちといえるでしょう。
③実は綺麗好きで清潔:
「ゴキブリ=不潔」のイメージがありますが、実はゴキブリ本人はとっても綺麗好き。ゴキブリは歩き回った後や食事の後に、自分の長い触角や脚をせっせと舐めたり擦ったりしてお手入れします。
※2.ゴキブリは仲間を食べる?
ゴキブリは何でも食べると言いましたが、では仲間まで食べてしまうことはあるのでしょうか?
何でも食べ、特に流しのすみにたまったゴミやガス台にたまった汁や油などは絶好の食べ物です。糞便やタンなどの汚物、動物や昆虫の死体なども食べ、エサが無ければ共食いします。
島本町ホームページ「ゴキブリの習性を知り、適切な駆除をしましょう!」
あくまで「食べるものが無ければ」という前提条件つきですが、仲間同士の共食いもありえるということですね。ゴキブリの持つ生存本能が、いかに強いかを表すエピソードといえるでしょう。

約3億年ともいわれるゴキブリ生存の歴史は、決して伊達ではないのです。
ゴキブリを可愛いと思う方法|顔がかわいい&かわいそうって思えない人へ

- 可愛いと思う方法
- 世界一美しいゴキブリ
- ヨロイモグラゴキブリがかわいい
- ヒメマルゴキブリの魅力
- 殺さないとどうなる?
可愛いと思う方法

「頭では分かっていても、やっぱり可愛く思えない・・・」という方に、考え方や具体的な克服方法をいくつか提案します。
正しい知識を持つ:まずはゴキブリについて知ることから始めましょう。習性や生態を学ぶと、「実は役に立つ虫なんだ」「それほど凶悪な存在ではないんだ」と理解できます。偏ったイメージをリセットすることで恐怖心や嫌悪感が和らぎ、可愛さを見つける余地が生まれます。
安全な環境で観察してみる:いきなり家に出るクロゴキブリを直視するのはハードルが高いので、昆虫館や動画など安全な環境でゴキブリを見てみましょう。例えば小型で緑色が美しいグリーンバナナローチなど、ペット用として人気の種類の画像・映像を見ると、「これもゴキブリなの?」と驚くはずです。

屋外に生息する小さなゴキブリ(森にいるモリチャバネゴキブリなど)は見た目の抵抗感も少ないので、そうした種類から慣れるのもおすすめです。
別の角度から捉える:発想を転換してみましょう。ゴキブリを「汚い害虫」と思う代わりに、「小さな生き物」「森の掃除屋さん」など前向きな呼び方に置き換えてみます。実際、大きなゴキブリが出たとき「これは大クワガタだ!」と冗談交じりに言ってみたという人もいます。
世界一美しいゴキブリ

「見た目の美しさ」でいえば、ゴキブリにも驚くほど綺麗な種類が存在します。その代表格がグリーンバナナローチ。中南米原産で成虫は体長約2cmほどの小型種ですが、体色が鮮やかな黄緑色をしています。
その美麗さからペットとしても人気があり、日本でも昆虫ショップで入手可能。ただし非常に繊細な種類で寿命も1年程度と短く、飼育には高度な湿度管理が必要とのこと。とはいえその透明感のあるエメラルドグリーンの姿は、ゴキブリの概念を覆すほど魅惑的です。

他にも白と黒のまだら模様が美しいドミノローチなど、美麗なゴキブリは世界に数多く存在します。中でもグリーンバナナローチはその別格の美しさから広く知られている種類なのです。
ヨロイモグラゴキブリがかわいい

ゴキブリ界には「可愛い」と評判のマスコット的存在もいます。それがオーストラリア原産のヨロイモグラゴキブリです。
世界最大級のゴキブリで、成虫は7~8cm・重さ30g以上にもなりますが、羽が退化して全く飛べません。その名の通りモグラのように土に潜って生活し、コロンとしたずんぐりむっくりな姿はダンゴムシやフナムシにも似ていて親しみやすさがあります。動きも非常にゆっくりで、おっとりとした性格です。
ペットとして飼われることもあり、ゴキブリ愛好家の間では「ヨロイさん」の愛称で親しまれることも。私も昆虫イベントで実物を手に取ったことがありますが、ずっしり重くてまるで生きた小さなカブトムシの戦車みたいでした。動きが穏やかなので全然怖さはなく、むしろ手のひらの上でモゾモゾと動く姿が可愛く感じられました。

ヨロイモグラゴキブリはゴキブリが苦手な人でも比較的「これなら平気かも」と言われることが多い人気者で、そのゆるキャラ的な可愛さが支持されている理由でしょう。
ヒメマルゴキブリの魅力

沖縄など南西諸島に生息するヒメマルゴキブリも、「かわいいゴキブリ」として知られています。名前の通り小さくて丸い体が特徴で、見た目はほとんどダンゴムシそっくりです。
特にメス成虫は羽がなく丸まったフォルムがそのまま持続するため、一見するとゴキブリには見えません。危険を感じると体を丸め、防御姿勢もダンゴムシにそっくりです。

その愛らしい姿から、ヒメマルゴキブリは子供向けの図鑑やメディアで「まるでダンゴムシみたいな不思議で可愛いゴキブリ」と紹介されることもあります。
ヒメマルゴキブリは体長1~2cmほどと小型で、人家に出てくるクロゴキブリなどとは全く別の生態をしています。普段は森の落ち葉の下などで静かに暮らし、樹液や腐葉土を食べています。害虫というより森の生き物で、人間の生活圏ではほぼ見かけません。
殺さないとどうなる?

最後に、「もし人間が全くゴキブリを駆除しなくなったらどうなるか?」という疑問について考えてみましょう。
例えば家庭内で全くゴキブリを殺さず放置した場合、残念ながら爆発的に増殖する可能性が高いです。ゴキブリは繁殖力が非常に強く、種類にもよりますが1匹のメスが一度に数十匹の子どもを産み、それがまた繁殖・・・と繰り返すため、放っておけばあっという間に数百匹規模に増えてしまいます。
人間が駆除しなくなれば、キッチンやゴミ箱周りなどエサのある場所にゴキブリが集まり放題になり、深夜の台所がゴキブリだらけ・・・なんて事態も現実味を帯びてきます。
ではゴキブリが大量発生すると、私たちの生活にどんな影響があるのでしょうか?まず、食品への混入や汚染のリスクが高まります。ゴキブリは歩き回った際に細菌を運ぶことがあり、特に調理場に多数発生すると衛生上好ましくありません。
だからといって無闇に命を奪うのではなく、発生自体を予防する工夫が大切。食べ物を出しっぱなしにしない、隙間を塞いで侵入を防ぐなどの対策で、ゴキブリと人間の棲み分けは可能です。

私もなるべく殺したくない主義なので、出ないよう清潔を保ったり隙間に忌避剤を置くなどして共存を図っています。「殺さない」と「放置する」は違いますから、上手に距離を取りつつお互い平和に暮らせるのが理想ですね。
>>逆にゴキブリが絶滅したら世界はどうなる?存在意義や絶滅の可能性とは
まとめ:顔がかわいい&かわいそうなゴキブリを可愛いと思う方法の総括

- ゴキブリの顔には愛嬌があり、複眼や触角の動きが可愛らしい
- ネット上にはゴキブリがかわいいと感じる人々の意見が意外と多い
- ゴキブリを可愛いと思うためには、まずその習性や特徴を理解することが重要
- 先入観なく顔を観察していると、意外と可愛い部分が見つかることがある
- 動きや仕草の中でも、特に顔をぬぐう仕草は愛嬌があり小動物的な魅力を持つ
- 知恵袋ではゴキブリを愛でる人の声が多く、ペット向けの種類は特に可愛がられる
- ゴキブリを殺すことに罪悪感を抱く人・命の大切さを感じている人も一定数いる
- ゴキブリの命を尊重するため、殺さずに共存する方法を模索する人も増えている
- 「ゴキブリが怖いのは本能ではなく後天的な学習の結果」という見解がある
- 「汚い害虫」ではなく「小さな生き物」として捉えることが視点を変える入口
- 観察を通じて姿や仕草に可愛さを見出すことができれば、恐怖心を減らす手助けとなる
- 「自然界で重要な役割を果たしている掃除屋」として理解する視点を持つことも大切
- ゴキブリの中には、美しい種類や愛らしい性格を持つものがたくさん存在する
- ゴキブリを殺さないための方法として、清潔な環境づくりや隙間の防止が効果的
- ゴキブリを駆除する代わりに、環境改善で共存を目指す方法も提案されている

これらのポイントを意識ながら、人がゴキブリに対する見方を少しずつ変えることで、より平和的に共存できる未来がくるかもしれませんね。
