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スズメバチがマンション高層階やベランダに出た!理由と対策を徹底解説

スズメバチがマンション高層階やベランダに出た!理由と対策を徹底解説

スズメバチがマンションの高層階やベランダに現れると、驚きや不安を感じる方も多いでしょう。高層ビルやマンションのベランダでは、通常は虫の飛来をあまり意識しないものですが・・・蜂は意外と高い場所まで飛ぶことができるため油断は禁物です。

実際にスズメバチは風や上昇気流を利用して、想定以上の高さに現れることがあるため特に夏場には注意が必要です。

本記事ではスズメバチがなぜマンションの高層階やベランダに現れるのか、その理由とともに最適な対策方法を徹底解説します。具体的な予防方法からスズメバチを発見した際に取るべき行動まで、実践的な内容をお届けしますのでぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • スズメバチが高層階やベランダに現れる原因と背景がわかる
  • マンションの効果的なスズメバチ対策を知り予防に役立つ
  • 万が一スズメバチを見かけた場合の適切な対応法がわかる
  • 安全にスズメバチ駆除を行うためのポイントを理解できる
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高層階でも安心できない理由と、その対策についてわかりやすく紹介しますので、日常生活に役立つ情報が満載ですよ。

なぜスズメバチはマンション高層階やベランダに現れる?

なぜスズメバチはマンション高層階やベランダに現れる?
  • 高層階までくることはある?
  • 蜂は何階まで飛んでくるのか
  • ベランダに蜂がくる理由
  • ベランダに一匹いたら巣があるサイン?
  • 屋上に巣を作る可能性

高層階までくることはある?

スズメバチはマンションの高層階までくることはある?

マンションの高い階だからといって、スズメバチ(大型のハチ)が飛んでこないとは限りません。実際スズメバチは3~4階程度なら問題なく飛来し、巣を作ることもあります。また必要に迫られれば、15階相当の高さまで飛ぶことすらあります。

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私も11階に住んでいた際、夏になるとベランダでスズメバチが飛んでいるのを見かけて驚いた経験があります。害虫マニア女子の私としては「こんな高さまで来るんだ!」と感心してしまいましたが、高層階でも油断はできないと実感した出来事でした。

高層ビルの屋上付近でハチが飛び回る例も報告されており、11階のベランダまでミツバチが上がったケースも研究報告あり。これはミツバチの例ですが、筋力の強いスズメバチ類ならなおさら高所まで飛行可能です。

最近では獰猛なスズメバチが都市部にも進出し、マンションのベランダや高層ビルでも見かけられるように。高層階だからといって、絶対に安全とは言えないので注意が必要ですね。(※1)

※1.都会のスズメバチハンターは大忙し?

都会のスズメバチハンターは忙しい

スズメバチの駆除を生業とする「スズメバチハンター」と聞くと、どちらかと言えば田舎で活動しているイメージがありますよね。ただし近年では蜂の都市部への進出により、いわゆる都会での依頼が増加しています。

夏の終わりから,秋にかけ,いわゆる「スズメバチハンター」は休みなくスズメバチやアシナガバチなど都会の蜂の駆除に奔走する。あるハンターの日記によれば8月~11月にかけての出動回数は 100 日を越える。つまりそれだけ都市近郊にはスズメバチが多い。

一般社団法人 日本環境アセスメント協会「身近な危険生物~スズメバチ~」

4ヶ月(約120日)で100日越えの出動ですから、シーズン中はほぼハチと対峙している計算になります。もはや街の中でスズメバチに遭遇したとしても、それほど珍しいことではないと言えるでしょう。

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人が多い都会だと、何かあったときの被害も大きくなりがち。個人でなんとかしようとするより、プロの力で適切に対処してもらうことを心掛けたいですね。

蜂は何階まで飛んでくるのか

蜂はマンションの何階まで飛んでくるのか?

一般的に小さな飛翔虫(例えば蚊やハエ)は高層階まで自力で飛ぶのが苦手で、蚊なら3階程度が到達の限界。そのため「4階以上なら虫が少ない」と言われることもよくあります。

一方でスズメバチやアシナガバチなど大型のハチは例外。羽ばたく力が強く、エサや巣材を求めて高い場所まで飛ぶことができます。先ほど述べたように、状況によっては10階以上の高さにも飛来します。

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私の友達はマンションの14階に住んでいますが、秋口になると時折ベランダにハチが飛んできて驚いたそう。また高層階でも窓を開けていると、室内にハチが迷い込む可能性があります。

特に上昇気流や強風に乗って高所へ運ばれることもありえますし、意外な経路(エレベーターの吹き抜けなど)で侵入するケースもゼロではありません。つまり蜂類の飛来はマンションの何階であろうと起こり得ると考え、必要な対策をしておくのが賢明です。

ベランダに蜂がくる理由

ベランダに蜂がくる理由とは?

「なぜうちのベランダに蜂が寄ってくるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。蜂がベランダに来る主な理由には、食べ物や匂いの誘惑・巣作りの下見・水や餌の探索などが挙げられます。以下に蜂がベランダへ飛んでくる代表的な理由と具体例をまとめました。

甘い匂いに誘われる:ガーデニングの花の蜜や果物ジュースの残り香、柔軟剤の甘い香りなどに引き寄せられる。蜂は甘い香りが大好物なので、ベランダで甘い匂いのする花を育てていると寄ってきてしまう原因に。私も以前ラベンダーをベランダで育てていたら、ミツバチやハチがよく遊びに来て驚きましたが、それだけ匂いに敏感だということですね。

水を求めている:夏場に蜂は水分を求めて飛び回ります。エアコンの室外機から出る排水(ドレン水)や植木鉢の受け皿に溜まった水・ペットの水飲み場など、ベランダの水源に蜂が集まることがあります。特に暑い時期は蜂にとって水分補給が重要なため、水気のある場所を見つけると高所でも飛来する可能性があります。

巣の場所を探している:春先の女王バチは冬眠明けに安全な巣作り場所を探し回ります。ベランダや軒下は雨風をしのげるため巣候補になりやすく、女王バチが一匹で下見に訪れる場合あり。私も初夏にベランダで大きめの蜂を一匹見かけたことがありますが、あれは巣作り場所を物色中の女王スズメバチだったのかもしれません。

餌(エサ)を探している:スズメバチは他の昆虫を捕食します。ベランダにいる小さな虫(チョウやガ・クモなど)を狙ってハチが飛んでくることがあります。また秋口には餌が不足して行動範囲が広がるため、遠くのベランダにも餌探しで立ち寄るケースが考えられます。

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このように、蜂がベランダに来る理由は身近な環境要因が大。特に甘い香りや匂いは蜂を誘引しがちなので、ベランダに食べ物のゴミを放置しない・花が咲いている鉢植えは室内に移すなどの工夫で蜂の来訪を減らせます。

逆に蜂が嫌う匂いとしてミントやハッカ・ユーカリなどハーブ系の香りが知られており、ハーブを育てて蜂除けにする方も。ただし根本的な対策としては、後述するように巣を作らせない環境づくりが重要になります。

ベランダに一匹いたら巣があるサイン?

スズメバチがベランダに一匹いたら巣があるサイン?

ベランダでスズメバチを一匹見かけた場合、「どこかに巣があるのでは?」と不安になりますよね。一匹いるだけでは絶対とは言えませんが、近くに巣がある可能性は高いと考えましょう。

特に頻繁にスズメバチを見かけるようなら、巣が近場にあるサインと言えます。巣からエサや巣材を取りに来た働きバチが偶然ベランダに立ち寄った可能性もありますし、春なら巣作り前の女王バチが下見している場合もあります。

一匹だからといって油断するのは禁物。女王バチであれば放置すると巣作りに発展し、後々働きバチが増えて危険度が上昇。実際「スズメバチが1匹いたら放置せず駆除すべき」とする専門業者の見解もあります。

まずはベランダや建物周辺に巣ができていないか確認。スズメバチが巣を作りやすい場所として、軒下や屋根裏・建物の換気口・エアコン室外機の裏・シャッターの戸袋などが挙げられます。高所では屋上の機械室周辺やベランダの天井裏も要チェックです。

ただし、巣の確認や撤去作業をご自身で行うのは大変危険。私も以前、自宅のベランダの隅(室外機の陰)で小さな巣を見つけたことがあります。害虫マニア女子とはいえ刺されては大変なので、すぐに管理会社に連絡し専門の駆除業者さんに対応してもらいました。

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その際は夜間に業者さんが防護服で作業し、手際よく巣を取り除いてくれましたが・・・私は遠巻きに見守るだけで精一杯でした。専門家でも慎重に行う作業ですから、一般の方は無理をしないでくださいね。

スズメバチが一匹でも飛んでいるのを見かけたら、念のため巣の所在を疑って対応することが大切。早めに対処すれば被害も最小限で済みます。後述する対策法も参考に、備えをしておきましょう。

屋上に巣を作る可能性

スズメバチがマンションの屋上に巣を作る可能性

マンションやビルの屋上は人目につきにくく、雨風もしのげる構造であればスズメバチが巣を作る可能性は十分あり。特に軒下や屋根裏のように雨に濡れず外敵から隠れられる場所は、蜂にとって格好の営巣場所です。

マンション屋上には給水タンク室や機械室・看板の裏側など、人が普段立ち入らないスペースが存在します。そうした場所にスズメバチが巣を作るケースが、実際に報告されているのです。

例えば都会ではオフィスビルの屋上でミツバチを飼育する試み(都市養蜂)が行われていますが、野生のハチも同様に高所で巣を構えることがあります。また以前ニュースでマンション8階の外壁下に、ミツバチの大群が巣を作った珍しい例が紹介されていました。これはミツバチですが、スズメバチ類でも静かな屋上環境に巣を構える可能性は否定できません。

ただしマンション屋上は管理区域(共用部分)であり、通常は定期的に点検や清掃が行われています。その際に巣が見つかれば早期に対処されるでしょう。

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屋上に物置や植栽があって手入れが行き届かない場合は、巣が見逃されていることも。住人の立場で屋上の確認は難しいため、屋上付近で頻繁にハチを見かけるときは管理会社に報告し、専門点検を依頼すると安心ですよ。

なお、スズメバチの種類によって営巣場所の傾向があります。例えばオオスズメバチは土中や樹洞に巣を作ることが多く、マンションの屋上に巣を作る可能性は低め。

一方でキイロスズメバチなどは屋根裏や天井裏にも巣をかけることで知られ、都市部で被害が増えています。いずれにせよ「高い場所だから巣はないだろう」と油断せず、ハチの出入りが見られたら注意を払うようにしましょう

マンション高層階やベランダのスズメバチ対策とは

マンション高層階やベランダのスズメバチ対策とは
  • 管理会社は対応してくれる?
  • スズメバチの巣の駆除方法
  • マンションにおける対策の基本
  • ベランダで死んでるときの注意点
  • ベランダのスズメバチ対策
  • アパートに蜂の巣ができたら

管理会社は対応してくれる?

マンションのスズメバチは管理会社が対応してくれる?

マンションやアパートでスズメバチの被害(巣の発見や頻繁な飛来)があった場合、まずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。基本的に賃貸物件の場合、共用部分にできた蜂の巣は管理側の責任で駆除する必要があります

廊下・階段・エントランスなど入居者全員に関わる場所なら、管理会社が費用を負担して業者を手配するのが通常。 一方で入居者専用のベランダなど専有部分に巣ができた場合は、契約上入居者(住人)の責任で駆除対応・費用負担を行うケースが多いです。

とはいえ契約内容や管理会社の方針によっては、「費用を半額負担」など柔軟に対応してもらえることも。実際に私の友人はベランダにできたアシナガバチの巣の駆除費用について、大家さんが半額出してくれたと言っていました。なのでまずは遠慮せず管理会社に相談することが肝心です。

仮に管理会社から「専有部分なので自己対応で」と言われた場合でも、勝手に自力で駆除するのは推奨できません。蜂の巣駆除は危険が伴うため、専門業者に依頼するのが基本です。

自治体によってはスズメバチの巣の駆除に補助金や行政サービスがある場合もありますが、賃貸物件や共同住宅は対象外とするところもあります。例えば東京都立川市では個人の持家にできたスズメバチ駆除費用の半額(上限15,000円)を助成していますが、マンション・団地など事業者が管理する住宅は対象外。埼玉県川口市でも賃貸住宅や事業所の蜂の巣は市は駆除せず、管理者が専門業者を手配するよう求めています。

要するにマンション内の蜂の問題はまず管理会社に報告・相談し、その指示に従って対応するのが適切。管理会社が対応窓口となり、必要に応じてプロに駆除を依頼してくれるでしょう。

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管理会社に連絡する際は、「蜂の巣の場所」「蜂の種類(大きさや色)」「発見状況(いつどこで見たか)」などを伝えるとスムーズ。安全のため間違ってもご自身で駆除しようとしたり、放置したりしないようにしてください。

スズメバチの巣の駆除方法

マンションにおけるスズメバチの巣の駆除方法

マンションでスズメバチの巣を見つけた場合、駆除方法としては専門業者による撤去が最も安全で確実。スズメバチの巣は初期の小さい段階でも刺激を与えると非常に危険で、巣が大きくなればなおさら個人での駆除は避けるべきです。

自治体の公式サイトでも「大きくなったスズメバチの巣の撤去は特に危険なので、自分で駆除しないで民間のハチ駆除業者に依頼してください」とよく明言されています。マンションの場合でも同様で、無理に素人が取り組むべきではありません

駆除業者に依頼するときは、まず管理会社経由で手配してもらうのが一般的。管理会社が動いてくれない場合や分譲マンションでご自身が手配する場合は、インターネットや電話帳で「ハチ駆除業者」を探して直接依頼できます。

その際「巣の大きさ」「巣の場所(ベランダ天井裏か軒下か等)」を伝えると見積もりがスムーズ。複数業者から相見積もりを取って、費用や対応を比較するのも良いでしょう。

駆除業者は通常、防護服を着用し、夜間または早朝のハチが活動の鈍い時間帯に作業を行います。高所の巣であればハシゴや高所作業車を使うこともあり。殺虫スプレー(ピレスロイド系薬剤)を巣の入口に噴射してハチを駆除し、巣を物理的に撤去するのが一般的な手順です。専門家はハチの習性を熟知しているので、安全に短時間で処理してくれます。

万一「巣が小さいから自分で駆除しよう」と思う方もいるかもしれません。その場合でも最低限の安全策が必要。厚手の長袖長ズボン・手袋・防虫ネットなどで肌を完全に覆い、できれば夜間に5~6mほど離れた位置から噴射できる蜂用殺虫剤を使用します。風上から巣に向けて一気に薬剤をかけ、ハチの動きが止まったのを確認してから巣を取り除きます。

しかしこのような作業は大変リスクが高く、刺されれば重篤なショック症状の恐れも。実際、日本では蜂に刺されたことによるアナフィラキシーショックで、毎年約20人が亡くなっているとの統計もあります。命に関わる危険を冒すべきではありませんから、専門の駆除業者に任せるのがベストなのです。

駆除後は再発防止策も講じてもらえる場合あり。巣を除去した跡に薬剤を散布したり、女王バチが嫌がる忌避剤を塗布したりすることで、新たな巣作りを防いでくれます。

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また再度ハチが来ないか定期的に見回りを行い、もし戻りバチ(巣に戻ってきたハチ)がいたら捕獲するなどの処置も必要。こうしたアフターケアまで含め、プロに依頼したほうが安心と言えるでしょう。

マンションにおける対策の基本

マンションにおけるスズメバチ対策の基本ポイント

マンションでスズメバチ被害を防ぐには、巣を作らせない環境作りと日頃の注意が大切。ここで基本のポイントを押さえておきましょう。

①早期発見・早期対応:春先(4~6月頃)は女王バチが単独で巣作りを始める時期。この段階で巣を見つけて除去できれば被害は最小で済みます。毎年春にはベランダや軒下を点検し、小さな巣やハチの出入りがないか確認しましょう。

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私も春になるとベランダの隅々まで掃除がてらチェックしていますが、幸い「提灯型」の初期巣を発見したことはありません。それでも「今年も異常なし」と確認するだけで安心感が違いますよ。

②巣を作らせない環境整備:ベランダや屋上を整理整頓し、巣の土台になりそうな隙間をなくすことが重要。エアコン室外機の裏側や物置の周辺など暗い陰は女王バチに狙われやすいので、不要な物は片付け定期的な清掃を心がけましょう。加えて網目の細かい防虫ネットを換気口や排水口に取り付ければ、ハチの侵入防止に効果的です。

③ハチを惹き寄せない工夫:前述のとおり蜂は甘い匂いに敏感。ベランダに食べ物や飲み残しを置かないのはもちろん、花の蜜や香りの強い植物にも注意が必要です。

ガーデニングを楽しみたい場合は、蜂が嫌うハーブ類(ミント、ラベンダー等)を選ぶのも手。また、洗濯物の柔軟剤の香りにも寄ってくることがあるため、香り控えめの洗剤を使うか部屋干しにするのも対策になります。

④室内への侵入対策:高層階でも油断せず、網戸をきちんと閉める・網戸に破れがないか確認する・玄関ドアや窓の隙間を塞ぐといった対策で蜂の室内侵入を防ぎましょう。特に巣が近くにあると蜂が室内に迷い込む危険が増しますので、網戸に防虫スプレーを吹き付けておくのも有効です。

⑤屋外活動時の注意:マンション敷地内でガーデニング作業や掃除をする際、巣に近づく可能性があるときは白っぽい服装をするなど自己防衛も大事。黒い服や香水はスズメバチを刺激しやすいので避けましょう。万一ハチに遭遇したら、慌てず静かにその場を離れることが鉄則です。

以上が基本的なポイントです。要は「巣を作らせない」「寄せ付けない」「見つけたら早めに対応」の三拍子が肝心ですね。普段から少し意識するだけで、ハチ被害のリスクは大きく減らせます。

ベランダで死んでるときの注意点

スズメバチがベランダで死んでるときの注意点

ベランダでスズメバチの死骸を見つけたら、思わずホッとするかもしれませんが・・・実は死んでいる蜂にも注意が必要です。

まず第一に、死骸であっても迂闊に手で触らないこと。スズメバチは死んだ後もしばらくの間、刺激を与えると反射的に動いて毒針で刺すことがあります

熊本市の公式サイトでも「死んでいるスズメバチを触らないでください。死んでもしばらくの間は触ると反射的に刺します」と警告されています。つまり息絶えていても針に毒が残っており、筋反射で刺される可能性があるのです。

そのためベランダで蜂の死骸を見つけたら素手で拾わず、厚手の手袋をするか箒(ほうき)や紙片でそっと掻き集めて処理しましょう。私は以前ベランダでアシナガバチの死骸を見つけたことがありますが、大事を取って火ばさみで掴んで捨てました。踏んでしまって足の裏を刺されたらたまりませんから、素足でベランダに出ないことも含め注意したいですね。

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死骸があるということは近くで殺虫剤を撒いた人がいるか、巣が近所にあって駆除された可能性も。周囲で他にもハチが弱っていないか、巣が残っていないか気になるところ。管理会社に相談し、付近で駆除作業が行われていないか確認してもらうのも良いでしょう。

死骸の処分は燃えるゴミに出す前に新聞紙に包むなどして、二次被害を防ぐ工夫をしてください。ゴミ袋の中で清掃作業の人が触れてしまうと危険ですので、安全に密封して捨てます。

万一、死骸をうっかり触ってしまい刺された場合は(稀なケースですが)、生きた蜂に刺された時と同様に速やかに傷口を流水で洗い、必要なら医療機関を受診しましょう。基本は「死んでいても蜂は蜂」と考え、油断しないことが大切です。

ベランダのスズメバチ対策

ベランダのスズメバチ対策で効果的な方法とは?

ベランダでスズメバチを寄せ付けない・巣を作らせないための具体的な対策をいくつか挙げます。先ほどの基本ポイントと重なる部分もありますが、より実践的な方法をまとめてみましょう。

ベランダの整理整頓:4月までにベランダを掃除し、室外機の裏や壁の隙間など陰になる場所をきれいにしておきます。古いダンボールや不要な植木鉢などハチが隠れられる物は処分し、巣を作る「足場」となる隙間をなくしましょう。網目の細かいネットで排気口などを覆うのも効果的です。

甘い匂いを断つ:前述のとおり蜂は甘い香りが大好きなので、ベランダに食べ物のゴミや飲み残しを置かないことが基本。花の蜜も誘引源になるため、甘い香りの花は屋内に移すか蜂の少ない場所で育てましょう。

逆に蜂が苦手なハーブ(ハッカ油や木酢液など)を置いたりスプレーする方法もあり。ただしハッカ油は猫に有害なので、ペットがいる場合は避けてください。

蜂専用忌避剤の活用:市販のハチ忌避スプレーをベランダの手すりや壁に予め吹き付けておくと、蜂が嫌がって寄り付きにくくなります。これらのスプレーはピレスロイド系成分が含まれ、網戸や物干し竿に噴霧しておくと一定期間効果を発揮します。屋外用の殺虫成分なので人体へは影響少ないですが、念のため室内に洗濯物を干すなどして使用しましょう。

侵入経路を塞ぐ:ベランダから部屋への侵入を防ぐため、網戸や玄関ドアの隙間をチェックします。網戸には目の細かいものを使い、破れがあれば補修テープで塞ぎます。換気扇ダクトにも防虫ネットを貼ると安心。蜂は明るい方へ飛ぶ習性があり、室内の灯りに惹かれて入ってくることもあるので、夜間はカーテンを閉めておくといった工夫も有効です。

早期の巣除去:もし初期の小さな巣を発見したら、それ以上大きくさせないことが肝心。小さい巣でもむやみに刺激せず、速やかに管理会社や業者へ連絡して撤去してもらいましょう。巣が大きく育って蜂の数が増えると危険度も費用も増すため、発見したら早め早めの対応を心掛けてください。

これらの方法を組み合わせれば、かなりの確率でスズメバチの被害を防げます。私自身ベランダでハーブ(ミント)を育て、網戸に蜂忌避スプレーをしてからは、以前よりハチの飛来が減ったように感じています。

もちろん完全にゼロにはできませんが、「寄せ付けない工夫」をすることで被害リスクは減少。 またもしベランダにハチが飛んできても、むやみに追い払おうとせず静かに退避しましょう。

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刺激を与えなければ刺される可能性は低いですし、屋内に入らないように戸締まりをすればいずれ飛び去ります。それでも頻繁に来るようであれば近くに巣があるかもしれませんので、繰り返しになりますが専門家に相談してくださいね。

アパートに蜂の巣ができたら

アパートに蜂の巣があったときは、どう対処すべきか?

賃貸アパートの一室に住んでいて、蜂の巣を見つけてしまった場合の対処法も、基本的にはマンションの場合と同じ。具体的な流れは以下の通りです。

①巣に近づかず安全確保:まず巣を発見しても、驚いて近寄ったり刺激を与えたりしないでください。刺されない距離を保ち、室内に逃げ込むなど身の安全を確保します。他の家族や周囲の人にも近づかないよう声をかけましょう。

②管理会社・大家に連絡:次に、速やかに管理会社や大家さんへ連絡。どのあたりに何の蜂の巣があるか(スズメバチなのかアシナガバチなのか、巣の大きさ・場所)を伝え、指示を仰ぎましょう。共用部分であれば管理側で対処してもらえますし、専有部分でもまず相談することが大切。多くの場合、管理会社が専門業者を手配してくれます。

③業者による駆除を依頼:管理会社から業者を手配してもらえるなら任せます。もし「専有部分なので、入居者負担で業者を呼んでください」と言われたら、自分で信頼できる蜂駆除業者を探して依頼しましょう。

市役所に問い合わせれば、地元の駆除業者の紹介や補助制度の案内が得られる場合もあり。費用は巣の大きさや場所によりますが、スズメバチ駆除は数万円になることもあります。しかし安全には代えられません。大家さんが費用を負担・補助してくれるケースもあるので、領収書は保管しておき、後日相談してみる価値はあります。

④契約書の確認:賃貸契約書に「害虫駆除の費用負担」について記載があることがあります。あらためて契約内容を確認し、もう一度どちらの負担か条項を確認してみましょう。明記がなければ話し合いになりますが、一般常識として共用部は大家負担、専有部は借主負担が多いようです。

⑤再発防止策:駆除後は、同じ場所に再び巣を作られないよう予防措置も重要。業者さんに忌避処理をしてもらったり、自分でも周辺を清掃しておきましょう。また「巣ができた」と思ったらすぐ報告することを、近隣の方々とも共有しておくと安心。お互い早めに気付ければ大事になりません。

私も以前、賃貸アパートに住んでいた際に小さな蜂の巣を見つけたことがあります。すぐ管理会社に電話したところ、当日中に専門業者を呼んで駆除してくれました。その時の対応がとても迅速だったので、「報告してよかった!」と胸を撫で下ろしたものです。やはり素早くプロに任せるのが被害を最小限にするコツですね。

大切なのは決して自分だけで何とかしようとしないこと。蜂の巣駆除は専門知識と装備がないと危険が伴います。刺されてしまっては元も子もありませんから、迷わず然るべき相手に助けを求めましょう。自治体・管理会社・専門業者、それぞれ役割がありますので、適切に連携して安全・安心な住環境を守ってください。

以上、マンション高層階やベランダでのスズメバチ対策について、理由と対処法を徹底解説しました。高い場所でも油断せず、日頃から予防と早期発見を心がけることで、大事に至らず快適に過ごせるはずです。

suzuka
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私も害虫好き女子とはいえ、安全第一で蜂さんとは付き合っていきたいと思っています。皆さんもぜひ参考にしていただき、安心してマンションライフを送ってくださいね。

まとめ:スズメバチがマンションの高層階やベランダに現れる原因と対処法

スズメバチがマンションの高層階やベランダに現れる原因と対処法
  • スズメバチはマンションの高層階やベランダにまで飛来する可能性あり
  • 甘い香りや水を求めるスズメバチは特に夏場にベランダへ飛んでくることが多い
  • 高層階のベランダにスズメバチが現れる原因は餌や巣作りの下見・水源の探索など
  • スズメバチが一匹でも現れた場合、その周辺に巣がある可能性を疑うべき
  • 屋上や軒下、エアコン室外機などはスズメバチの巣作りに最適な場所
  • ベランダや屋上の整理整頓を行い、巣作りを防ぐために隙間をなくすことが重要
  • 網戸や換気口に防虫ネットを取り付ければスズメバチの室内侵入を防げる
  • スズメバチを寄せ付けないために甘い香りを断ちハーブ系の香りを活用すること
  • 早期発見・早期対応がスズメバチ被害を最小限に抑えるカギとなる
  • スズメバチの巣を発見した場合、自力で駆除せず専門業者に依頼するのが基本
  • 駆除後の再発防止策も重要で、巣があった場所を定期的にチェックすることを推奨
  • アパートやマンションで蜂の巣を発見したら管理会社への連絡を最優先に
  • スズメバチが一匹でも飛んでいるのを見かけたら早めに専門家に相談して対策を
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スズメバチがベランダに現れた場合、まずは食べ物の匂いや甘い花の香りに誘われている可能性を疑いましょう。このページで紹介してきた対策を意識することで、スズメバチによる被害を予防し、安全なマンションライフを維持することができるはずです。

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管理人suzuka

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丸眼鏡×害虫オタクの管理人suzukaです!幼い頃に図鑑でゴキブリのフォルムに一目惚れ。今は「害虫ときめき女子」として日々情報発信しています。一緒に害虫の魅力を探究しましょう!

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